翻訳出版オンラインワークショップ 「ドリアン・グレイの肖像」
監訳者 小林町子先生からのメッセージ
ドリアン・グレイの肖像(オスカー・ワイルド著)
 オスカー・ワイルドの作品は、19世紀から現在まで多くの人を惹きつけてきました。代表作「幸福な王子」は、ほとんどの方が読まれたことでしょう。同じく彼の代表作「ドリアン・グレイの肖像」は、人間の老化と悪の表れをもっぱら肖像画が背負い、モデルである美貌の青年ドリアンは年をとらず、悪行を重ねても清々しい好青年のまま生き続けます。このSF的構成に学生だった私は大きな衝撃を覚え、計り知れない興味を抱きました。何十年かを経た今もなお、「ドリアン・グレイの肖像」を訳すと思うと胸がおどります。

 優れた作品を訳すときは、そのよさを十分に反映できなくてストレスに悩まされることがよくあります。そういう状況に陥った場合、何人かで取り組んでいるとほかの人の訳し方からヒントを得て良い訳がひらめいたり、人の意見に刺激されたり励まされたりして思いがけず解決につながるものです。
 この機会にワークショップに参加なさいませんか。きっと良い経験になり、視野が広がり、最後には達成感を得られるでしょう。



監訳:小林町子(翻訳家)