翻訳出版オンラインワークショップ 「The Way of Peace」
監訳者 福井あや子先生からのメッセージ
The Way of Peace (James Allen著)

 著者のジェームズ・アレンは1864年生まれのイギリスの哲学者です。37歳で執筆活動を始め、47歳で亡くなりました。"As a Man Thinketh" "Stones to Happiness and Success"などの作品を通して、すでに名前をご存じの方もあるでしょう。キリスト教や仏教の影響を受けて宗教を越えた叡智を説き、読者に人生の指針と明日への活力を与えてくれます。自らは、自給自足に近い貧しい暮らしの中で、自身の内面を磨くことによって幸福を手に入れるという姿勢を貫きました。



  今回の古典新訳で扱う"The Way of Peace"は、平易な文章を使って深い内容を表現しています。「瞑想は私たちの霊的生活と知識を成長させる秘訣である」「瞑想は心を永遠へと導く手段である」「自己を否定し、欲望と偏見を捨て去ることができれば、真実に通じる狭い道へ入ることができる」「自己愛は真実を否定することであり、真実を手に入れることは自己愛を否定することである」などと、静かな口調で力強く語っています。
経済の低迷、相次ぐ大災害など、不安材料の多い現代社会にとって、アレンの言葉は大切なメッセージとなることでしょう。最近、再評価されたアレンは「何百万人もの人に成功をもたらした哲学者」と呼ばれています。

監訳:福井あや子(翻訳家)