翻訳出版オンラインワークショップ 「ゾンビの黙示録―その20年後」
監訳者 諫早佳子先生からのメッセージ
20 years after the Zombie Apocalypse(ゾンビの黙示録―その20年後) Lee Emerick 著

「生ける死体」であるゾンビは、ホラー映画や小説の題材としてよく使われます。日本でも、一部のホラー・ファンだけでなく、例えばマイケル・ジャクソンの「スリラー」のPVや、また日本生まれのゲームに基づいた映画「バイオハザード」の題材となったことでもご存じの方は多いでしょう。

本書は、そのゾンビの出現で人類が絶滅しかけている時代が舞台。主人公は27歳の人間の女性、ハリエット(ハリー)。20年前、7歳の時、ハリーは目の前でゾンビに「感染」した両親を亡くしてしまいます。その後わずかな生存者とともに行動し、やがて恋をして出産。しかし生まれた赤ちゃんは・・・そのような絶望的な状況、恐怖をどのように克服していくかが本書のテーマになっています。

原作者のリー・エメリックは若いイギリス人です。スティーブン・キングやディーン・クーンツのようなベテランではありませんが、彼らの流れをくむ「ページ・ターナー」(ページをめくる手が止まらない!)であることは間違いありません。


原文に難しい表現はほとんどなく、簡単に読み進められると思います。また、主人公のハリーは、「バイオハザード」の主人公アリスのようなスーパーウーマンではなく普通の女性なので、その分感情移入もしやすいでしょう。原作の世界にどっぷりひたり、ハリーと一緒に、あるいはハリーになりきって、ゾンビに追われているような恐怖を感じながら、臨場感のある訳文に仕上げていきましょう。







監訳:諫早佳子(翻訳家) 


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