世界は翻訳である、と、知る体験をしよう!!vol.3

バベル翻訳専門職大学院学長  湯浅美代子

激動の2020年も、あと20数日余りとなり、瞬く間に1年が過ぎたように感じられますが、皆様は、いかがでしょうか。

年の瀬はマスクなど外して、お元気でお過ごしのことと存じます。(笑)

さて、直近の本学の活動として、先月、11月15日に、バベル翻訳専門職大学院の修士学位授与式が行われ、晴れてMSTホルダーとなられた皆さんと楽しい中にも厳かなひと時を過ごしました。

この度、MST、翻訳専門職修士の学位を取得された皆さんに、心よりお祝い申し上げる次第です。

この学位授与式は、修士学位を授与される皆さんの喜びもひとしおかと存じますが、MSTホルダーの誕生を目指す我々教職員としても、本当に嬉しいひと時なのです。

正に、修了される皆さんにとっては、この間の学位の取得へのご努力の一念が報われる時であり、私どもにとっても、翻訳専門職というプロフェッショナルへの巣立ちを見届けるという喜びの瞬間です。

この日を迎えて、学生の皆さんと一緒に、万感の思いがこみ上げてきて、共に感動の涙があふれるのです。

この瞬間は、本当に素晴らしい人生を実感する喜びの瞬間だといえます。

今や、人生百年余の時代となりましたが、このような万感の思いがこみ上げるひと時は、そう多くはないでしょう。

これも教育者冥利に尽きるひと時でもあると言えます。

皆さん、本当におめでとうございます。

本学は、本来インターネットによる通信制の大学院であるため、今年の年初に始まったCOVID-19の世界的なパンデミックの影響は比較的少なかったと思います。

通学制の学校、大学、大学院などや、一般の企業は大変大きな打撃を受け、世界各地において多大な経済的損失を発生させてしまいました。

読者の皆様方の中には、このCOVID-19パンデミックの影響を受けた方もおいでかと思います。

皆様に心よりお見舞い申し上げます。

この1年を振り返ると、この出来事は、ある意味で人類進化の大きな転換期に差し掛かった体験なのだと思わずにはいられません。

これまでの人間の思考様式、人類としての存在形式、また、社会という環境構造をどのように考えていくのかなど、今回のコロナウイルスという存在が、人類に突き付けた課題は、正に人類がどのように進化していくのか?という根源的な問題を投げかけていると感じます。

ところで、私たち人類は、より高い存在次元へと進化していくタイミングを迎えている、と言われることが多くなりました。

今回のパンデミックを、単に、生物兵器としてのCOVID-19の側面でとらえるだけでなく、人類進化の促進としてのコロナウイルスだと捉えれば、また新たな視点が開かれていきます。

ところで私は、この10年、新聞は解約し、TVは廃棄して従来のマスメディアは全然見なくなりました。

従来、社会の情報は新聞、TVなど大手メディアから垂れ流されてくるものだと考えてきましたが、この十年の間には、マスメディアは決して世界の真実を報道していない!ということがわかってきましたし、情報は操作され、支配者に都合がいいように編集され、報道されてきた、ということがわかってきたからです。

いわば、閉ざされた目が明き、見えるようになった、というところでしょうか。

これは、技術革新により、大手メディアだけが独占できた時代から、大衆が発信するWEBページや、YouTubeなどのメディアが盛んになり、情報多様性が確保されるようになったことに加えて、垂れ流しではなく、自分で選択可能なメディアである出版物、講演会などでの生情報、直接人々と出会って会話や知識を学ぶ、ディスカッションするなどという自発的な方法で理解を深め、アイディアを得ることができるようになったということも大きな影響をもたらしています。

やはり、自分自身で調べ、考えて判断することが大事です。世界をどう見るかを、自分の内側から湧き上がる叡智の声=神様=宇宙=天=大いなる存在=大自然=などと言われている何かに耳を傾け、規制的なエゴから離れていくことで、「自分の世界観=自分は世界をどう見ているか」という自分の真実が見えてくることが必要なようです。

それには、人と比べず、心配をせず、くよくよせず、先を思い悩まず、どうにかなるさ!という具合に、おおらかに生きていくことが必要ですね。(笑い)

エゴ=自我は、自分を小さな存在として貶めてしまいますから、なるべくエゴから離れて、何が起きても大丈夫!というように腹をくくれば、それなりにどうにかなるようですね。

私は、2000年になって「奇跡のコース」という本に出会い、その魅力にすっかりはまり、自分で学習会を開いたりして、奇跡のコースを実践している途上です。

学びが深まれば深まるほど、世界は柔らかくなり、かわいらしくなってきます。

従って、主要メディアの言うことに囚われず、鵜呑みにせず、自分自身で考えていくことにすれば、だんだん自分の思考の質が深まり、自分にとって適切、自由な生き方ができるようになります。

なぜなら、「世界は翻訳である」からです。

「世界は翻訳である」これが私の70年余の人生の学びの成果です。

翻訳ビジネスに従事して50年余り、その間の思考と人生体験の結果、「世界は翻訳である」という発見にたどり着きました。

ある意味で、とても幸運、幸福な体験です。

この学びを、コロナの新時代にまた、さらに深めていきたいと考えています。

人生100年時代を思えば次の30年にどんな叡智に出会うのかと思うと、とてもワクワクしますし、大きな喜びです。

この喜びをいつかきっと皆様と分かち合えることを願いつつ、本稿を締めくくりとします。

有難うございました。