【シリーズ】翻訳の観点から日本語を再考する vol.1

第一回 歪められた日本語、日本人のルーツ

バベル翻訳専門職大学院(USA) 副学長 堀田都茂樹

2020年10月22日

ご存知でしょうか、日本は2千年を越える世界最古の国であることを。2番目がデンマーク、そして英国と続きます。

日本は男系の皇統で続く、2千年を越える最古の国となります。

では、この日本という国のルーツ、皇室の先祖はどこから来たのか、をご存知でしょうか。日本人騎馬民族説から始まり、大陸、朝鮮半島経由で来たと言うまやかしの説がこれまで唱えられてきました。

中国4千年の歴史、韓国5千年の歴史と言うまやかしが未だにまかり通っています。しかし承知のように、中華人民共和国は71年、漢民族の継続性はまるでなく、異民族の混血に過ぎません。また、韓国は73年の歴史に過ぎません。

90年代から2千年にかけて、これらの歴史を決定的に覆す、科学的根拠が発見されつつあります。

結論から言いますと、日本人は北、今のロシア、満州、モンゴル等から来たツングース族と、その後、南、インドネシア、太平洋、ニュージーランド、ハワイ、台湾等から来たオーストロネシア人との混血からなる、海洋民族とのことです。

その科学的根拠は3つあります。

ひとつは、言語学的根拠です。

言語構造をみると、日本語とそっくりなのが今のロシア、満州、モンゴル等に住んでいたツングース語族の使う言語、ただ、唯一、接頭辞が使われていないのが例外とのことです。しかし、この接頭辞をふんだんに使う語族がオーストロネシア語族だそうです。

従って、言語学的側面から日本人のルーツを探ると、北、樺太から来たツングース語族と、その後、南からきた海洋民族オーストロネシア人の混血と考えられるそうです。

日本の神話にもあるように、日本はそもそも島国で、インドネシア、太平洋、ニュージーランド、ハワイ、台湾等に住むオーストロネシア人と同様に、船で各地を巡る海の民、海洋民族であったようです。

日本人が大陸、朝鮮半島から渡来してきたのではないことを実証するもう一つの科学的根拠は、ミトコンドリアDNA研究から実証されたそうです。それは、大陸には見られない、極端に日本人にしかみられないY染色体D1b比率だそうです。日本全国、各都道府県平均はほぼ30%-45%を占めていると言います。

3つ目は、幼少時に母乳を介して母親から感染するATウイルスキャリア(成人T細胞白血病)が日本全国に非常に多くいるということです。一方、このATウイルスのキャリアはツングース語族とオーストロネシア語族に多く、大陸や朝鮮半島にはこのATウイルスは発見できないと言います。

加えて、稲作は日本の縄文人のところに紀元前2世紀ごろに大陸から渡来人がやってきて、水田技術を弥生人に伝えたというのは嘘だそうです。島根や鹿児島の縄文時代の遺跡から、稲特有のプラントオパールが次々と発見され、約6千年前からすでにコメは生産されていて、更には、福岡県、佐賀県等の水田跡遺跡からは、3千年前から水田方式を取り入れていたことが明らかになったそうです。これらは放射性炭素年代測定法により科学的に検証されたとのことです。

従って、日本の稲作は縄文時代からすでに始まっていて、縄文時代は通じて狩猟文明ではない事がわかったと言います。

ことほど左様に、歴史はこれまである意図をもって‘創られて’きたと言うことがよくわかります。令和の時代、こうした洗脳に惑わされることなく、科学的に日本、日本人、日本語を捉えるべき新たな時代に入ってきたと考えるべきでしょう。

そこで、当誌では7回にわたり、以下の観点で、日本語周辺を考えてみたいと思います。
また、その後は、英語に関しても共に考えていきたいと思います。

1. 歪められた日本語、日本人のルーツ
2. 日本語を守る
3. 日本の国体を考える
4. プレインジャパニーズを考える
5. 産業日本語の行方
6. 日本語教師が観る日本語観
7. 日本語はどうなる


以上、予定です。

今回のシリーズにおいても、読者の皆様からの感想、意見をいただければと考えております。