【特別特集】新型コロナに教えられたこと – 新しい生き方へ

新しい生き方へ

山田  奈緒(バベル翻訳専門職大学院生)

 新型コロナにより世界が変わり、社会が変わり、そして働き方が変わりました。今まで在宅勤務を行ったことのなかった企業も、コロナがある程度落ち着いた現在においても、在宅勤務を推奨しているところは多いです。そんな私も、3月から今まで毎日在宅勤務をしています。いつも慌ただしく行動していたオフィスでの勤務に比べ、通勤時間も無くなり、また自分のペースで仕事に取りかかることができるようになりました。

 私は、バベル翻訳大学院の87期生として入学し、フルタイムの仕事のかたわら、翻訳の勉強を6月から始めました。もし新型コロナが無かったら、私とバベル翻訳大学院が出会うことはなかったと言っても過言ではないでしょう。バベルで勉強することを決心する1か月前、コロナによる企業の倒産が相次いでいるというニュースを目の当たりにし、私は漠然とした不安を抱えていました。そして、「私はいつまで今の会社で働いていられるのだろうか。いつまでも会社に雇われる保証はない。独立して仕事ができるように、自分の専門性を磨きたい」と次第に考えるようになりました。もし新型コロナが無く、今までと変わらない慌ただしい毎日を送っていたら、私はこのようなことをじっくりと考えることはきっと無かったでしょう。

 専門性を磨くためには、基本的なことですが、まずその仕事に興味を持っている、好きな仕事であることが大切だと思います。私の場合、以前2年半ほど英日翻訳の業務経験があったため、「これからは自分の好きな仕事がしたい」と思い立った時、その翻訳業務経験の時の楽しさ、やりがいを思い出しました。そして、翻訳スキルを学びたいと考え、翻訳を学べるオンラインのコースをインターネットで検索したところ、バベル翻訳大学院の情報を見つけたのです。バベルと出会ったことは偶然ではなく、必然だったと今では思っています。

 新型コロナは人々や医療環境に大変な状況をもたらし、またコロナによって世界が失ったものもたくさんあります。しかし、コロナによって、「毎日を大切に生きる」という考えが人々の心に強く芽生えたと思います。当たり前のように見える毎日に感謝する。そして、やりがいのある仕事をすることも、人生を大切に生きていくことに繋がっていくと思いました。そのことを、新型コロナは教えてくれました。今後も、バベル翻訳大学院で地道に翻訳を勉強しながら、いつか自分の好きな翻訳の仕事ができるように頑張ります。

【プロフィール】
山田 奈緒
2020年7月に87期生としてバベル翻訳専門職大学院に入学。法律翻訳専攻。外資系の企業でリロケーション・サポートの仕事をしながら、翻訳の勉強を開始する。