うさぎのピーターのゆかいな毎日

説明

★内容★

野いばらしげみに住むうさぎのピーターは、気楽で、のんき、ふだんはごきげんで、ゆかいな毎日をすごしています。食べることが大好きで、なにかと知りたがります。みどりが原やみどりが森のなかまのだれかとおしゃべりや相談をしたり、ちょっとしたいたずらで、だましだまされたりして、きつねのレッドがピーターを追いかけ捕まえようとしても、なかまたちの助けやとっさの知恵で、するりうまくと逃げ、きつねのレッドのことを笑って、くやしがらせます。ときには、ひょんな思いつきをなかまたちに話し、いたずらをされて笑われる、という失敗もすることもあります。失敗からの学びでもクスリと笑ってしまい、いたずらで、だましたりだまされたりしても、ゆかいに笑いとばせてしまいます。逃げたり追いかけたりしている様子には、ハラハラドキドキしてしまうことでしょう。

昔なつかしく、どこかで聞いたことがありそうな物語でありながら、登場するなかまたちの様子や、やり取りがいきいきと鮮やかに描かれています。モノクロ映画やテレビがカラーで再現されて浮かびあがるかのようです。

100年ほど前に、アメリカの人気童話作家ソーントン・バージェスによって書かれたこの物語は、『ベッドタイム・ストーリー・ブックス』（おやすみまえの物語）シリーズの第３作目にあたります。シリーズのイラストをてがけたハリソン・キャディーの稀少なオリジナルのモノクロイラストレーションも６ぺージ含まれています。